Diario
2005年1月10日
ある公演を期にとても仕事仲間と親しくなったことがあった。短時間で多くの振り付けを覚えなくてはならなくなり、お互いに朝も夜も稽古場にこもって練習を重ねたことがあった。体の調子が良くなかったり、練習中に体の一部をいためたりしたときは、自分の体のように心配しいたわりあった。休憩のときは互いの家族や恋人について話したり、一緒にいる時間が長いことで、相手の性格の弱いところも、強いところも、いい面も悪い面も稽古を通して自然と理解するようになる。公演開始時間直前は、手を取り合い、抱きしめあって、お互いを励まし成功を祈る。しかし、公演終了時間が近づくにつれ、私たちは別れの時を迎えることになる。終了直後は今まで保ち続け、育て続けた特別な感情は消えかけている事に気づく。それはお互いに感じていることだ。外にはそれまで少し離れていたが、ずっとこの日を待ち続けていた、自分のいつもの人の元へ戻っていく。そして夢から覚めたように翌日の朝を迎える。家族がスペインにいなかった私にとって、その朝を迎えるほどつらいものはなかった。終いにはそれに慣れっこになってしまうことになったが。。。
14年間のスペインでの生活を振り返ると、日本とアメリカでの学生生活にピリオドを打ってからのスペインでの生活というのは、一人の大人として、社会人として、生きていかなければならない年齢であったせいもあり、一人の大人として生きる過程において、楽しいこと、悲しいこと、つらいこといろいろあったけれど、とても勉強になったと思う。私の学びの場であったことには間違えない。毎日が、早く大人になりなさい。といわれているような感じがした。異国へ突然訪れて、そこで生活を一人出始めることは、ものすごく孤独であることも確かだった
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